ライフスタイルから考える照明
こんにちは。
STYLE LABOのブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は、ライフスタイルから考える照明です。
照明器具というものは住宅空間において、意識をしないとないがしろにされている部分でもあります。
照明器具にそれほど拘りを持たないという方々も多いかと思います。
しかし、より住み心地のいい住宅空間を作り出すの為に必要。
照明計画をする上で、まず何から考えたらよいか分からない方も多いと思いますので、
今回は、どのようにして照明器具がデザインされているかから考えてみたいと思います。
近代照明の父と呼ばれる照明デザイナーのポール・ヘニングセンが
自ら提唱した照明の三原則として重要なポイントがあります。
その①グレア(眩しさ)を避けること
その②必要な場所に適切な光を配置すること
その③用途に応じた、適切な色の光を用いること
これらを詳しくお話します。
①グレア(眩しさ)を避ける
グレアとは不快感や物の見えづらさを生じさせるような「まぶしさ」のことをいいます。夜間の車の運転中における対向車線のヘッドライトや,室内におけるテレビ観賞時の画面への映りこみなどのことです。ヘニングセンのデザインした照明では電球(光源)が基本的には目に入らない間接照明の要素が巧みに使われております。
これを日々の暮らしで考えると、ダウンライトだけに頼らず、新築やリフォームの際に照明を検討する場合には、壁・天井に反射する光にも注目し、関節照明をつけることで、直接の光でなくても明るくやわらかい空間に仕上がります。
②必要な場所に適切な光を配置すること
二つ目の照明の原則は「適切な場所への光の配置」というものです。家族が寛ぐ空間、集中して勉強する部屋、寝るための寝室。すべて必要な光の強さも異なります。くつろいで過ごすことが目的の部屋であれば、部屋全体が均一に明るい必要はないため、フロアライトやテーブルライトなど部分的な照明を配置することが良いです。
寝室などではダウンライトなど天井照明から光が直接目に入ってしまうと、目がさえてしまって眠りの妨げになるため、壁付けのブラケットライトやフロアライトなどがおすすめです。
有名なホテルなどは滞在する人のために配光も緻密に計算され、落ち着きのある空間に仕上がっているのです。
③適切な色の光を用いる
照明は同じものでも、光の色により与える印象は大きく変わります。
勉強や集中する空間では色温度が高めの白色系の色が良いとされ、寛ぐリビングなどでは、色温度が低めの暖かい照明が理想とされています。
ライフスタイルによって照明の種類を変えて、もっともっと居心地の良いインテリアを作りましょう!
STYLE LABOでは
住空間、オフィス、施設、クリニック、店舗などの家具のコーディネートからレイアウト、
ディスプレイまで、あらゆる空間に対してのプランニングを致します。
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