Title

インテリアで山を守る

Date
2020-04-20

スタイルでは群馬県の県産材を使ったオリジナル製品づくりを行っております。

藤岡三波川地区山村活性化協議会と一緒に藤岡市にある桜山公園周辺の山林にあるスギ・ヒノキの間伐材を使って子供用家具や木工工作キット、木製玩具をつくりました。

ヒノキ材を加工したビー玉転がし
群馬県藤岡市三波川のヒノキ材を使用した学習デスク

木をつかう

群馬県は利根川の上流に位置し、県土面積の約3分の2を森林が占める、関東一の森林県と言われています。 木材の生産をはじめ、水資源の涵養、災害の防止などの大切な役割を果たします。

しかし、群馬県の木材は使われることはおろか、切られることもない山林がたくさんあります。

そうすると木は密集し、木の根元に日光が届かず、下草が育たないため土は保水力を弱め、天然のダムの役割を果たせなくなってしまうのです。森林は手入れが必要なんです。

森林は首都圏の人々の安全・安心と豊かな暮らし、そして、活発な経済活動を支えています。

県のHPの情報ですと、群馬県の森林の総蓄積量は8,800万㎥、年間成長量は150 万㎥にも達しています。 一方、外材を含めた年間木材使用量は、丸太にして70万㎥でもっともっと県産材の利用を進めなくてはいけません。

スタイルでは、この群馬県の木材を使用したオリジナル製品の開発のお手伝いを行っています。オリジナル家具やノベルティなど制作も可能ですので、木になる方はご相談ください。


木で育む

林業のお仕事体験や植樹体験を通した木育に取り組み始めました。

平成29年から取り組んでいる林業お仕事体験と木工教室は今年で3年目を迎え、地域の子供達や都会に移住したご家族の帰省などで毎回定員数がすぐにいっぱいとなってしまっており、親御さんの木育への関心の高さを感じています。

具体的には

  • 森のお仕事見学・森林組合様が講師になって、林業の説明をしています。
  • チェーンソーで木を伐採する見学
  • 間伐した木材で作る木工教室
木工教室・本棚つくり

わたしたちにできること

わたしたちはインテリアで木材を使わせていただいていますが、その多くが外材と呼ばれる外国産のものがほとんどです。国産の良材を用いた家具は現在の市場には少なく、特に県産材の家具・インテリア商材はあまりありません。しかも家具などの商品は建材に比べると使用量が少ないということも苦悩しています。

スタイルでは住宅やリノベーション、オフィス内装のお手伝いをさせていただくことが徐々に増えてきました。そのご提案の中に県産材を利用した建材の提供やオリジナルの家具の提案を増やしていきたいと考えています。コスト面をみるとまだまだ高コストになってしまいますが、自分たちが住んでいるこの地域の保全のためにできることをインテリアを通して、形にしていければと思います。

保育園、幼稚園などの施設や遊具の提案、室内家具などのご提案をさせていただきます。どんなご相談でもお気軽にご連絡ください。