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施設|かさかけの里

Category
オフィス
Date

木のぬくもりを感じる事の出来るあたたかい空間

 

自然豊かな地域にある福祉施設。

利用者様が使用するホールを明るくきれいにしたいとの事と

従業員様が仕事、休憩を快適に過ごしてほしいと

その場所を利用する人達の事をい思ったご依頼をいただきました。

入口からみる事務室

事務作業をするための室。

床は落ち着きのあるタイルカーペットとすることで作業に集中できるような色に。

写真左のパーテーション内部は施設長スペースと打ち合わせスペースでプライバシーを確保しています。

さらにサッシには木質ブラインドを設えることでパーテーションの木調との一体感を演出。

 

 

パーテーション内部からみる

 

 

正面入り口から玄関ホールをみる

正面入り口を入ると右には受付カウンター

左に下足入れからなる玄関ホー

既存のタイルは残し、カウンター、下足入れ、荷物入れを造作致しました

写真右カウンターは色の付いた紙をとシナ材を貼り合わせた積層合板であるペーパーウッドを使用することで

受付に明るい印象をもたらし

下部間接照明とする事で、あたたかい光を出して落ち着いた空間とした。

 

 

玄関ホールカウンター

カウンターは板ではなく箱型とする事で、フライヤーや小物をディスプレイできる。

 

 

玄関ホールカウンターのペーパーウッド

 

 

玄関ホール下足入れ

下足入れは木板を加工し、組み合わせる事で気軽に手をついたり、腰かけたりできるよう考えた。

写真右側履き替えベンチは工事の下足入れを伸ばしたデザインとし

ミナペルホネンの生地を使用したクッションを入れることで質感や色のアクセントとなり、使いやすさにも考慮した。

 

 

玄関ホール下足入れ

 

 

玄関ホール下足入れ

 

 

玄関ホールからエントランスホール

 

 

エントランスホール

入館してすぐのエントランスホールには、少し落ち着いた印象のこじんまりとしたスペース

ミーティングスペース、他部署事務スペースといった空間構成に。

全体的に視界を完全に妨げないような格子や、腰壁を木でつくることで開放感かつあたたかみのある空間となるよう考えた。

大きな吹抜けを含む天井には不燃木パネルを施すことで天井も違和感なく空間に溶け込む。

 

 

エントランスホール

 

 

ミーティングルーム

 

 

造作腰掛け

既存の躯体のカーブを利用した丸い腰掛け。

クッションを下足入れ同様ミナペルホネンとすることで建物一体の統一感を意識した。

 

 

施設マップ

既存の施設マップがあった場所には

新しくなった場所に溶け込むシンプルなデザインに変更する事で違和感なく大きなマップがその場所に残した。

 

 

エントランスホール格子内部

曲面を描く格子の間仕切りの奥に中庭に面した、少人数用スペース。

誰でも利用可能なスペースで回りとの視界を遮り、少し落ち着いた空間とした。

 

 

エントランスホールから中庭をみる

 

 

エントランスホールから中庭をみる

木製のバーチカルブラインドを使用することで

採光の調整を可能とし、さらに夜には完全に閉じる事で

アクセントの羽目板を張ったかのような壁に見えるという、回りと調和するようなデザイン性も考慮。

 

 

2階休憩スペース

床を明るめの色とし、シナの材料を使用することで

明るく気持ちの良い場所として

スタッフの方々に落ち着く休憩スペースとしてたくさん利用していただければと

考えました。

写真左下の畳スペースでは仕事の束の間、寝転がれる場所としました。

 

 

2階休憩スペース 個別ブース

また、一人でゆっくりしたいときの個別スペースも計画しました

各ブースには照明とコンセントを用意し個人の時間をカフェにいるような感覚で楽しんでいただけるスペースとなります。

写真右側は大きな屋外テラスを一望できるオープンカウンターとなっています。

 

 

2階休憩スペース

 

 

2階休憩スペース

 

 

2階会議室

休憩スペースと同じ室内にある会議室。

可動パーテーションにも木パネルを設え、空間を間仕切ったときでも

各々の場所が統一されたデザインとなる。

 

 

 

2階会議室から休憩スペースをみる

 

 

設計   …有限会社スタイル一級建築士事務所 STYLE LABO

工務店  …株式会社翼創建

写真   …クリエイトスタジオMIN 柳沢径孝

インテリア…有限会社スタイル